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街中の景観 / 三菱一号館

Town scape | Mitsubishi ICHIGOKAN.

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東京大学構内へ、或る偉人立像が建立されている。

工学部一号館前現存するその像は、ジョサイア・コンダー氏 | Josiah Conder、明治10年(1877)日本政府から招聘され来日した、弱冠25歳のお雇い外国人建築技師だった。また当時蘭語主体だった為、英国人にも拘らず「 コンドル先生 」と親しまれ、蘭語読み愛称定着したようだ、巷では薩摩士族反乱「 西南の役 」勃発した年でもある。

氏来日以降、数多くの注/1洋館設計着手する傍ら、工部大学校(現東大工学部建築学科)教授としても教鞭取り、後に日本銀行本館や東京駅設計した辰野金吾氏など、近代建築創成期の錚錚たる建築家育成し、日本建築学界`礎`築いた功績は甚大である。

官職退いた後建築設計事務所を開設、岩崎家との縁から三菱顧問になった関係も在り、当時「 原っぱ!」だった丸の内へ、ロンドン官庁街如き近代的ビジネス・タウン建設する計画へ、参加する事になる。

その建物基本構想が、軒高50尺(約15メートル)三階建て赤煉瓦造り、屋根は急勾配のスレート葺きとした。
そうして丸の内最初のビル三菱一号館は、明治27年(1894)丸の内二丁目に竣工、その後引続いて二号館・三号館と建設計画進行し、「 一丁倫敦 」呼称されるロンドン風官庁街が、明治時代形成されていったのである。

以降、赤レンガ・オフィス街は幾多の変遷と共に、民間移行後もそのまま残置活用されていたのだが、残念ながら高度経済成長期の時代潮流には抗えず、築後76年目その役割終え?昭和43年(1968)惜しまれつつ取り壊された・・・・。

            Mitsubishi `ICHIGOKAN` Museum.
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                  Entrance & Window.

ところが、2005年頃から再生復元案が模索され、コンドル先生設計の赤煉瓦造り「 三菱一号館 」が当時場所へ、そのまま復元され美術館として甦る事になったのだ、初回竣工から既に115年経過し、取壊されてからも42年経っている。

聴く処によれば、当時の保管部材や煉瓦等多少存在したが、復元数量確保する為煉瓦製造に関しては、中国工場で当時同様製法を用い250万個の煉瓦、忠実に再現製造したのだそうだ。

サスティナブル・デベロップメント(持続可能開発)「 既存再生 」意味するが、その究極策はゼロ・スタートする、「 復元再生 | Restore 」なのだ。
近代日本建築におけるレストア・デザイナー(設計者)、望む人材揃えられているとは云い難い、だが欧米には専門的人材教育機関も存在し、専門デザイナー達も多く輩出されている。

日本にも古式伝統建築では、「 宮大工 」代表されるレストア!?関係者の存在周知である、したがって此の「 三菱一号館 」が、歴史的近代建築レストア職の育成マイル・ストーンへなる様、祈念して止まない。

また近年開発における、ヒューマン・スケール越えた建築群との比較対象、恐縮ながら敢えてさせて頂ければ、先人智恵から伝承される「 風合や風味や温もり 」醸し出され、懐かしさよりも現代や未来へ必要な何か?、感じたのは私だけではないだろう!

用   途 :美術館・物販店舗・飲食店舗
事業主体 :三菱地所㈱
建築設計 :㈱三菱地所設計
建築施工 :㈱竹中工務店
延床面積 :6000㎡/1800坪
構   造 :煉瓦組積造
階   数 :地上3階・地下1階
展 示 室 :20室
工期年月 :2007年2月着工~2009年4月(プレ・オープン)
オープン :2010年春
館   長 :高橋明也


注1/ 鹿鳴館・上野博物館・ニコライ堂・横浜山手教会・三井家倶楽部・島津忠重邸(現清泉女子大学)、古河虎之助邸(現古河庭園)などがある。

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01:51 : 建  築トラックバック(0)  コメント(2)

モールズ・モノローグ / 10

Mall`s monologue | モールの独り言

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Brick square :ブリック・スクウェア Photo20090926 Sunny. 
丸の内地区再構築計画「 新丸ビル」・「 丸ビル 」商業施設に続き、「 丸の内ブリック・スクウェア 」が、2009年9月3日グランド・オープニングを迎えた。

この複合商業施設核は「 三菱一号館 」だ、本年4月当時場所そのままに復元竣工し、既に美術館として仮公開も済み明治時代から現代へ蘇ったのだ。
初期竣工から概ね115年!取壊されてからも42年経過している。復元再生建築するに充り、赤煉瓦は中国工場で当時同様製法を用い、約250万個分忠実に再現製造したようである。

その「 赤煉瓦イメージ 」と四方囲まれた「 中庭 」環境条件から、「 ブリック・スクウェア 」考案されたであろう旨容易に想像がつく、自然との調和や憩い謳うコンセプトには、大変判り易く適切なのではないだろうか。

さて、コンセプトを『 丸の内コンフォート 』とした商業施設エリアの、平面商品計画は概ね4ゾーンへ分けられており、意匠相違する各々建物リンクする様環境デザインが施され、その上で各商品ゾーン配置している旨、理解出来るサーキュレーション(回遊導線)計画であった。
   ・パーク・ビル棟/オフィス&商業ゾーン
   ・アネックス棟/商業ゾーン      
   ・ガーデン・パティオ/緑陰環境ゾーン   
   ・三菱一号館/美術館ゾーン     

そして、ヴァーティカル(縦方向)商品計画では3業態が配置されている中、飲食業種多い現況容易に気付く。
恐らくその理由、丸の内界隈立地条件(近隣状況)や、対象客層行動パターンをシュミレーションした結果からなのだろう、特段違和感なく頷けるコダワリ業態構成ではある、しかしながら高感度ファッションのみの物販!暫く様子見守りたい。
   ・B1F・1F・2F・3F/飲食ゾーン         
   ・1F/物販ファッション・ゾーン  
   ・4F/文化スポーツクラブ・ゾーン

ところで夕闇迫る頃合、この商業施設に相応しいアトラクションが始まる、ガーデン・パティオ内設置する照明点灯するのだが、文明開化ムード喚起させる青白い炎揺らめく「 ガス燈 」なのだ。

また、夜陰ライトアップされた建物やガス燈も情緒へは浸れるであろう、だが赤煉瓦借景とする緑樹&水景園内ガーデン・カフェへ、日溜り中マッタリ腰掛け見遣る中庭景観も捨て難い眺望で、大きくはないものの「 コンフォート・オアシス!」、一見の価値在るのではないだろうか?

               `Brick square` Main gate.
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                   `Garden square`


今回訪問で、残念ながら観察出来なかったアイテムがある。
先般、我が国首相の国連演説や会議でも、エコロジー対策議題へ上がったが、今物件では都会ビル建設の夏季における熱源対策、一般的にはヒート・アイランド現象と云われ、ニュース等でよく御存知案件が処理されているのだ。

その一、中庭植栽内へ紛れ設置されている特殊スプリンクラー、触れても濡れない微細水分を噴霧させる『 ドライ・ミスト装置 』、米国ラスベガス市など砂漠地帯や南部街中では良く見かける装置である。

その二、『 給水型保水性舗装 』称される家庭内床暖房の逆装置、と云えばお判りかも知れない、建物内使用する給水用配管を路面下埋設してあり、給水使用時の流管気化熱(蒸散)により、舗装路面温度上昇を抑制させるというモノだ。

その三は熱源対策ではないが、屋上設置されているであろう太陽光発電用『 ソーラー・パネル群 』、高密度ビルディングの需要満たす程発電量ないが、得ている情報では可能な限り設置されているとの事だ。

三)を除いて、検証は次年度夏期までお預けとなってしまった。しかし再開発施設視察において、「 意味在る開発及び設計 」も要求されつつある現況、今件リサーチから垣間見させられた。
とり分けエコロジー対策である、今後多くの大型商業施設内バックヤードや視認外箇所へ施されるであろう、したがって観察側も体感出来る姿勢で臨む・・・、つまり計画内容事前チェック!必要となって来ているのかも知れない。
        

用   途 :事務所・店舗・美術館・駐車場
事業主体 :三菱地所㈱
建築設計 :㈱三菱地所設計
建築施工 :㈱竹中工務店
敷地面積 :11900㎡/3603.3坪
延床面積 :205000㎡/62000坪
階   高 :地下4階・地上34階・全高170m
出店店舗 :36店舗(面積6610㎡/2000坪)
駐車台数 :282台
竣工年月 :2009年9月3日


09:48 : 商業施設トラックバック(0)  コメント(0)

赤 と 黒 / 力三

Rouge et Noir | RIKIZO

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                Photo:KOZO,Alain Boule.


アトリエ内立て掛けた「 赤と黒 」タブローへ、入射角からすると天窓だろうか、

差し込む`陽光陰影`濃淡が相乗し、「 紅と墨 」への変貌醸し出す。

その光臨借景へ立昇る`黒き陽炎`如く、画布に没入する画人は仏師のようだ!

或いは毎々の修練積重し、より高貴な記号化求道する修験者かと錯覚もする。

画道究極に、「 和の領域 」存在すると云うのだが・・・・・、

この黒き陽炎画人、更なる領域周辺へ既に到達しつつあるのだろうか?

歴史・伝統・様式・作法・・・・・「 和 」極美存在する禅刹寺院との`創造的和合`

偶発ではなく、隠力から啓示された必然感じずにはいられない。


          rikizo_2009kodaiji_ma_smc.jpg



仏国パリ郊外在住画家・深尾力三氏 | RIKIZO Fukao は、「 ゴッホの町 」オーベル・シュール・オワーズに、仕事場構える日本人抽象画家。

ところが過日、フランスから届いた`展示会案内状`大変関心惹かれる内容含んでいた、したがって当ブログ通じお知らせしたいと存じまして、画伯からお許し頂き掲載する事にしたのだ、上記案内通り京都寺院内、チャレンジングな印象感じさせる注1/展示、開催予定なのである。

RIKIZO画伯においては、抽象画家として欧州滞在38年間、極めて個性的な絵画スタイルを現在まで変えないまま、タブロー(油絵)やシルク・スクリーン描き続けて来た経緯持つ。

そして、基より「 和の気品 」漂わせる画風持ち主、その画伯が京都寺院に於ける日本美追求した結果、「 襖 」・「 屏風 」・「 掛け軸 」を手掛けたと云うのだ、洋画家描く建具や掛け軸等の創造的コラボレーション、現地京都市東山区『 高台寺 』にて、大変興味深い『 奉納記念展 』世界初公開する。

本殿方丈の間、幅広襖16枚描かれる「 注2/匂い!」インビテーション、本年届いた展覧会案内状の中では、少なからずサプライズ伴う内容だった。



注1/ 主催:RIKIZO高台寺展実行委員会
    企画:I.C Planning Corporation
注2/ 今日「 匂い 」は香り意味する人多いが、仏教では鮮やかな色彩コントラストを意味する。(高台寺執事コメントから抜粋)

22:24 : 絵画などトラックバック(0)  コメント(0)

デッサン・ド・ムジィーク / オートグラフ 8

Dessin de musique | Autograph 8.

レマン湖畔ヘ望むカジノ・ホール、そのプール入場パス私も持っていた。

昼間ジャズ・ミュージシャン達が、プールサイドで寛いでいるとの風聞耳にし、或る目的達成の為?ブランチ後やって来たのだ。
ジャズ・フェスティバル期間中、真夏とは云えスイスでは涼感伴う為か?入水している人々殆んどなく、日光浴兼ねパラソルやデッキチェア周辺領域にするグループと、その静寂から離れ隣接するコートで楽しそうにテニス興じる集団が居た。

その中、目指すミュージシャンも参加されていたのだが、ステージ緊張から開放され寛いでいらっしゃる処、興醒めする様な無粋行為慎まなければならない旨、肝へ銘じつつ希望叶うかは不明ながらティーブレイク装い、虎視眈々!その機会窺っていたのである。

暫らくテニス・コート内、Tシャツと水着でプレイする姿眺めていた、すると一汗かいたのだろうプールサイドへ戻り、パラソル・テーブルへ着座している。私は頃合計りつつも、昂揚押え切れず鼓動高鳴り気が勇む・・・・、やがてチャンス到来!

オートグラフ希望するミュージシャンは、白水着に空色Tシャツ姿で寛ろぐトランペット奏者、ディジー・ガレスビー氏 | Dizzy Gillespie であった。
そのテーブルには氏以外2人の着衣紳士も居る、オスカー・ピーターソン氏と初老紳士、その方恐縮ながら氏名を判断出来なかった、実は今回主役なのだ?

さて、巨匠達の処へ逸る気持ち押えながら、筆記具携えユックリ接近。
気配気づかれた御三方、会話一瞬途絶え怪訝そうにコチラを注視する、硬い空気払拭する為用件のみ伝えると、和やかな雰囲気直ぐ戻り、初老紳士が筆記具受け取りつつ当方素性を聞いてきた。
多少会話弾んだ後、お気遣いされたのか?当方宛名付オートグラフ頂き「 氏名判明!」する・・・・、ところがその間に予想外!出来事起きてしまった。

関係者らしきギャルソン、ガレスビー氏の処へ・・・何やら耳打ち、そしてそのまま係員と共に建物内へ去ってしまったのだ、結局目的達成出来ないまま帰国という次第、ソレ以降「 D.G 」氏サイン入手機会へ恵まれる事なかったのである。
              
          diz_trumpet_sm.jpg
     Mr,Dizzy Gillespie Trumpet has the famous`bent`bell.
             (C)The Louisiana State Museum.
      


そんな想い出滲むオートグラフはソノトキ「 初老紳士 」、スウィング時代からバップへかけ御活躍されたトランペット奏者、ロイ・エルドリッジ氏 | Roy Eldridge から頂いたご署名だ。

ビッグバンド全盛時、群れから離れ個を主張する華やかな演奏スタイルは、スウィングからビバップへの「 道標 」次世代トランペッターに示唆し、バップ功労者でも在るガレスビー氏へ、強いインスピレーション与えた功績大きい。
しかし、同時代活躍したサッチモやディジー比較すると、どう贔屓目判断しても世評扱い恵まれていたとは云えず、看過されがちだった事否めないようだ。

正直な処、私も世代違い故か?「 御活躍のトキ」を殆んど存じ上げず、更に恐縮ながら所蔵音源LP一枚のみ、したがって詳らかな情報お知らせ出来ない状況、大変申し訳なく思う。

そして、オートグラフ頂戴時の会話穏和ながら、下唇皮膚が擦過し赤く腫れていた状況視認でき、世評関係なくプロ管楽器奏者激務、垣間見た思いする。
勿論、氏にとって当方目的など知る由もないし、不勉強で顔と名前一致しない私などに、御親切な対応して下さった事へ対し、鎮魂意含め`感謝と懺悔`表現するエスキース、『 トランペット・キングス | Trumpet Kings 』描いてみた。


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       Trumpet Kings / Satchmo & D.G & Roy Eldridge.


本名:デビッド・ロイ・エルドリッジ氏 | David Roy Eldridge.
1981年には音楽界から引退していたのだが、`89年2月26日ニューヨーク州ヴァレイ・ストリームにて永眠、愛称はLittle Jazz 享年78歳。

本名:ジョン・バークス・ガレスピー氏 | John Birks Gillespie.
1942年作曲された「 チュニジアの夜 」はビ・バップのイコンとも云うべき大変有名な曲、1993年1月6日ニュージャージ州イングルウッドにて膵臓癌のため永眠、愛称はDG 享年76歳。

本名:ルイ・ダニエル・アームストロング氏 | Louis Daniel Armstrong.
二十世紀代表するジャズ・ミュージシャン、ハロー・ドリーやワンダフル・ワールドなど、ヴォーカリストとしても活躍したが1971年7月6日永眠、愛称はSatchmo 享年70歳。



※ 暮々も申し上げておきます、ミュージシャンが動物イメージだと云う訳ではない
  ので、ご理解下さる様お願い致します。

10:31 : デッサン・ド・ムジィークトラックバック(0)  コメント(4)

デッサン・ド・ムジィーク / 爪弾かれた偽作

Dessin de musique | Plucked the Replica.

現在からは俄かに信じ難いだろう、この英国出身ロック・グループのデビュー間もない頃、我が国だけではなく本国においてもマスコミ界から、大変懐疑的な取り扱いされ評価低かった状況、御存知の方少ないかも知れない。

英国において、クリームやツェッペリン以降「 雨後の筍 」呈するロック・シーン、次代バンドへの評価基準高く、鳴り物入りスタートと云う訳ではなかったのだ。

日本でも`70年代初頭、ロック・ビジネス隆盛兆しから注1/外タレ軒並み招聘する時期在ったがピン・キリ存在し、注2/醜態曝す疑問符付公演にも拘らず高額ギャラ持ち帰る「 治外法権興行 」、反省する機会暫しだったのである。

また工学的に、演奏技術エイド機能「 シンセサイザー」の躍進著しく、録音やミキシングにおける音源補正や、楽器表現力サポートを実現する時代でも在った、つまり演奏技量未熟でもディスク制作容易に出来るようになっていた。

その様な理由からか、クィーン注3/デビューアルバム「 戦慄の女王 」発売時、新人にしては重厚で奥行感じるサウンドと、多重唱や組曲風アレンジや美しいメロディ併せ持ち、作詞・作曲・編曲能力優れ完成度高かった面却って災いし、演奏技術疑問?つまり多重録音重ねたキワモノ扱いされ、特に社会経験在る大人達からは正当な評価!?受けられなかったのである。

そして販売不振から、ジャケット表紙へワザワザ「 シンセサイザー未使用 」表示した、イジラシイ努力既に語り継がれ「 伝説 」であるが、1975年5月初来日公演僅か2週間前、都心で武道館アリーナ席2枚!購入出来た個人体験などは、誤解による低評価証明となるのではないだろうか?

概して、「 斬新さ 」へ対する反応は古今東西相似しているようだ。
経験浅いが瑞々しい感性持ち合せる若者層と、知識や経験在るが感性枯渇し始めた年配層、この新人バンドへ対しても両者例外ではなく、前者は来日以前の音源聴取当初から絶賛していた旨、特記しておこう。

ところで、初来日ステージ好演により疑念払拭されたのか?日本発人気先行し本国へも飛び火していった経緯、世界の認める処でも在る。


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            戦慄の女王               Ⅱ


さて下記描いたエスキース、背景に紋章従え演奏するクィーンの、ブライアン・メイ氏 | Brian May フィーチャリングしたモノである。

諸説によれば西洋王族紋章付随する「 向い獅子 」、我が国においては隣国高麗から渡来時高麗犬(コマイヌ)称されていた、その為時代変遷しつつ獅子がイヌ化し!?現名「 狛犬 」に至ったようである。
背景印象から安易な発想膨らませ、お賽銭の注4/英国6ペンス硬貨ピック替わりに演奏するブライアン・メイ氏を、大変恐縮ながら神社参道へ鎮座する「 狛犬 」へ化身させ、『 爪弾かれた偽物 | Plucked the Replica 』描いてみた。

また、お社拝殿魔除けとして対配置するのだが、夫々呼称存在し右側は開口した阿形(あぎょう)、左側が閉口する吽形(んぎょう)称されるようだ。


     brian_may-red_reo_special_sm01.jpg
                       QUEEN
               Vocal :Freddie Mercury/Mr.            
                  Guitar:Brian May.
                 Bass :John Deacon.
               Drums:Roger Meddows Taylor.


実は、氏抱えるギター`レッド・スペシャル | Red Special`呼称され、世界唯一のプライベート・モデルなのだ。

1963年メイ氏16歳、父(ハロルド)と共にハンドメイド・ギター製作開始、試行錯誤重ねつつ5年間費やし完成させたオリジナルは、友人宅で廃棄予定だった200年程前の暖炉天板(オーク材)譲り受け、ネック等に使用されている。

その後プロになってからも改良重ね、そのレッド・スペシャル愛用している・・・ハズなんだが、オリジナルは経年使用に耐えかね満身創痍、公認・未公認含め修復期間中、代役努める『 模作&偽作 』が世界中へ存在しているようなのだ、それらイミテーションやレプリカ製品調査出来た範囲内だが、以下へ列記しておく。

・1975~   / Greco-BM900 / 企業 / 無許可コピー / 日本
・1984~`86 / Guild-BHM1 / 企業/ 公認×316本 / 米国
・1990~`95 / Kid's-BM Dragon / 木戸 宏 / 半公認 / 日本
・1997~   / John.Paul.George / Greg Fryer / 公認×3本 / 豪州
・2001~   / Kz-BM Super / 伊集院香崇尊 / 公認 / 日本
・2001~`05 / Burns USA-Red special / 企業 / 公認 /米国
・2003~   / Guyton / Red special / 企業 / 公認 / 英国
・2005~   / RS Guitars / Red special / 企業 / 公認 / 米国
・2006~   / BM Guitar / Burns版権終了後、継続 / 英国

本名:ブライアン・ハロルド・メイ卿 | Brian Harold May CBE.
1947年イングランド・ミドルセックス州出身、ロックバンド・クィーン | Queen ギタリスト・プロデューサー・作曲家、そして天体物理学博士。

                
          Mr,Brian May`Red Special`Replica guitars.

 bm_red_sp_sm02.jpg      burns_bm_redspecial_sm01.jpg      Kz_bm_red_sp_sm03.jpg
   BM Guitar            Burns               Kz



注1/ 外国人タレント略、この場合興行主が招聘したロック・ミュージシャン。

注2/ プロ演奏能力備わらない状態だったり、薬物・アルコール中毒症状からステージ上奇異な行動等、黒船時代・不平等条約紛いの来日模様。

注3/ 当時はタイムラグが在り英国1973年7月13日、日本は翌74年3月25日。

注4/ 当初から、ピック替わりに英国6ペンス硬貨で演奏していたが、`90年代後半からは豪州5セント硬貨使用するようになったそうだ。

※ 暮々も申し上げておきます、ミュージシャンが他のイメージだと云う訳ではない
  ので、ご理解下さる様お願い致します。
※ 楽器掲載写真は、カタログより引用させて頂いた。

16:11 : デッサン・ド・ムジィークトラックバック(0)  コメント(4)

パーマネント・キープ・クロニクル / 5-7

Permanent keep chronicle | 永久保存年代史

北欧インテリア製品のデザイン品質、一般的に良く知られている。

とりわけ「 食器 」については、目利きコレクター達から認知されており、お洒落度合から我が国でも人気高く、巷好く知られる家庭雑貨なのである。

その北欧グラスウェア・メーカー、起業されたのは1881年(明治14年)スウェーデンだった、しかし合併・併合・移転数度繰り返した後、現在の商標が登録されたのは1959年である、以降スカンジナビア・フィンランドのイッタラ社 | Iittala として現在へ至る。

またイッタラ社はグループ企業として、フィンランド・スウェーデン・ノルウェー・デンマーク各国メーカー注1/数社傘下に、市場基盤とネットワーク築き上げ、現代北欧ハウスウェア・デザイン界リードする著名企業へ成長した。

               
                   iittala_logo.gif


このグラス・ウェアとの知遇は、街中で「 端反り(ハタゾリ)利いた口造り薄い 」流麗さに魅入り、詳細不明のまま手に取った注2/ロックグラス| Rock glass、そんな偶然がイッタラ社製品との出会いである。

丁度、来客用に「 粋なグラス!」入用矢先だったからだろうか、銀座二丁目名鉄メルサ店舗内見かけた折、一目惚れしセット(×5)購入してしまった器だが、現在殆んどマイグラスと相成る次第。

また、「 口造り 」美しさへ惹かれたグラスは、1978年 MoMA 永久展示保存品へのコレクション承認されたグラス・ウェアで在った。デザイン担当は、イッタラ社所属するヴァルト・コッコ氏 | Valto Kokko、現在76歳フィンランド出身。


              Designed by Valto Kokko/Mr,
          Highball  /  Old-Fashioned  /  Liqueur
        Otso_Drinking_Glasses-1978moma_valto-kokko.jpg        
                     (C) MoMA


元来ロック・グラス形態は、船舶内使用する機能から生成された。その為、ガラス精製時の`鉛`含有率多くした上、底面も厚く低重心を優先するフォルムは、揺れる船内で安定させる為だった。
したがって、本質的にはヘヴィ・デューティ仕様なんだが、近代工芸趣向とデザイナー意図も加わり、時代と共に美しく変容して来たのだ。

このグラスにおいても、「 口造り 」が異彩放つ流美フォルム醸し出し、ひと際繊細な薄さを表現している等々・・・・・とは云いつつも、船中の面影充分残す機能形態が、画像からでも御理解可能だろう。

下記写真画像は、我が家にも普段は永久保存!?したヴァルト・コッコ氏デザインの、注3/オールド・ファッョンド・グラス、シングル用×4個所蔵されている。
以前使用中、残念ながら1個ヒビ割れてしまい、惜しまれつつ廃棄の憂き目へ合った為、それ以降使用差控え仕舞い込んでいた処、今件撮影で久しぶりに陽日浴びたと云う訳だ。

ところで、「 Iittala.JP」所在地は、銀座(2)と恵比寿(1)へ現在三店舗存在し、都内及び近郊地域お住まいの方ならば、容易にお立ち寄り可能である。


                My`Old-Fashioned`Glass.

        vk01c.jpg  vk02c.jpg

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注1/ 各社名は、Arabia, Hackman, Iittala, Fiskars, Höganäs Keramik,
    Boda Nova, Rörstrand, Raadvad and Høyang-Polaris.

注2/ Rock`Old-Fashioned`glass を正式名称とし、ウィスキーやブランデーをオン・ザ・ロックする際用いられる。因みに`Old-Fashioned`カクテルがこのグラス使用された為、名称由来となった。

注3/ `Old-Fashioned`とはカクテルの名称。

11:21 : デザイントラックバック(0)  コメント(2)
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