春過ぎて常磐薫る東風かな

After Spring's Malachite green.






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                   常磐桜 / 20100504













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                  翡翠染め / 20100504








22:00 : 写  真トラックバック(0)  コメント(2)

デッサン・ド・ムジィーク / ハート象嵌ギター

Dessin de musique | Heart inlayed guitar.

開局直後の注1/FM放送から、聴き慣れた曲がジャズギターで流れて来た。

1970年前後ジャズビギナーだった私は、スタンダード曲さえ手探りでうろついてる状況、したがって馴染み在る楽曲ならば抵抗がなく、スンナリ聴き易かったのかも知れない。オン・エアされて来たのはローティーン時代憧れた、レノン・マッカートニー楽曲、 A Day In The Life や Eleanor Rigby.

しかしながら、其のギター演奏は耳慣れない斬新なサウンドだった、明らかに単音ではなく響きが洒落ており、初聴は多重録音かと推量した程、今となってはお恥ずかしい限りである。

遭遇したギター演奏は、ウェス・モンゴメリー氏 | Wes Montgomery のオクターヴ奏法である。暫らく後該当アルバムは購入したのだが、ストリングス利いたソフトな音源と共に、モダンなジャケット意匠が当時デザイン専攻学生だった当方感性擽ぐり、A&M・CTI シリーズ続編!コレクションする事になる(下記参照)。

美しいジャケットデザイン理由は、ライナーノートへクレジットされるピート・ターナー氏 | Pete Turner だった、当時世界的に著名な米国人写真家であり、ジャズアルバム制作へ数多く関わり J.ホールや P.デスモンド、A.C.ジョビン等各氏のフォトグラファー担当している。

因みに CTI 意味する処は、元ヴァーヴ | Verve 敏腕プロデューサーのクリード・テイラー氏が、A&M レコード社内へCreed Taylor Issue を、1967年設立した際頭文字であり、アレンジャーとしてドン・セベスキー氏 | Don Sebesky も参加する、イージィーリスニング・ジャズ銘打つ、チーム作品名だった。

現在の Smooth Jazz 原型と云っても良いだろう、しかし単なる管弦楽加えた訳ではなく、斬新なデザイン?!施したストリングス・アレンジは、そのアンサンブル響きで匂わせる様な背景醸造し、コラボレーションするソロイスト特徴を、ソフトだが上質に際立たせた秀逸作品へと仕上られている。

       A&M Record CTI 3000series / Wes Montgomery.

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                '67 A day in the life.

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              '68 Down here on the ground.

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                   '68 Road song.

さて、ウェスはミュージシャンの兄弟(Monk/Buddy)影響で、ギターへ触れ始めたのはローティーンの頃、そして19歳頃からプロ・ギタリスト目指すようになったのだが、遅いスタートだった事から譜面読み込むスキル備わっておらず、常にコンプレックス抱えていた旨、周知の伝説!?でもある。

しかしながら、その負荷克服する為にチャーリー・クリスチャンを師匠(アイドル)へ据えつつ、彼のソロ・フレーズやノートなどレコードから徹底的に聴き込み、繰り返し模倣する事で演奏力へ磨きを掛け、実力付けていく。したがって、当初はピック使用するシングル・トーンだった。

そして家族養うため昼間は工場労働者、夕刻以降地元クラブでの演奏と云う、寝る間も惜しむ修行時代送り、試行錯誤の末独自に導き出した親指オクターヴ奏法は、そんな注/2血の滲む努力が結晶した賜物なのではないだろうか。

表題タイトルもこの奏法と深く関係しており、日夜トレーニングから養った彼独特の弾き方が、『 ハート伝説 』を生む呼び水となる。
親指ピッキング奏法、他指をピックガードの下端へ添えつつ、激しくダウン&アップストローク繰り返す、従って四本指がボディ頻繁に叩き・擦り・傷つける、やがて酷使に絶えかね塗装剥離し、生地プライウッド削られ開穴してしまう。

したがって、該当箇所へボディ保護の為、ゴルペ版がピックガード同様必要だったのだ、そして防護マテリアル取付時、機能だけではなく装飾も兼ね、シェルマークをシンボリックな「 ハート型 」フォルムにして、象嵌したと云う訳である。
また聞き及ぶ処では、'64年頃ギブソン社から「 黒のダイヤ型 」ガードが付けられたモノ、ウェスへ寄贈され現存するらしい・・・・!


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                 `Smokin Father WES`
            Jazz guitarist :Wes Montgomery / Mr,


ところで氏愛用楽器は、当時記録された画像や映像チェックすると、ギブソン社のC.クリスチャンモデル ES-150等、数種存在するものの同社『 L-5 CES 』'58年製がメイン機種だろう。

専門的となるが、普通1弦へは008~010くらいを張る処、014張弦していたようなのだ、親指で爪弾く為には太い方が弾き易い、だがテンションも強くなりハンマリングやプリングオフ、チョーキングに余分な指力必要となる、現代のライトゲージへ慣れきった者では、弾き難いシロモノだった!?・・・かも知れない。

また、アンプキャビネットはフェンダー社を使用していた、しかしながら真空管使用するソフトで円やかな響きと、感受性ミートしたのだろうか、オクターヴ奏法確立以降スタンデル社 | Standel 機種へ研究開発と改造加えながら、常にステージへ帯同させていたようだ、スピーカー直径が15inch / 38cmのモノ。

そして、現在彼の代名詞となったオクターヴ奏法、その誕生秘話!?について或る逸話が残されている。

昼間勤務と夜間ステージ演奏の日常から、練習時間は夜半から深夜だったようである、その為静粛理由にピック使用せず、爪弾く音籠もる親指腹でのトレーニングする内、止むを得ない練習方法が演奏し易くなってしまったのだ。
また、弱めサウンド補う意味で多重音模索しオクターヴ奏法を会得、その延長からコード奏法織り交ぜた結果、絶妙な演奏バランスが生まれ、ウェス・オリジナルトーン完成へ至ったのである。

因みにウェス演奏は、概ね序章はシングル・トーンから徐々に盛り上げつつ、得意のオクターヴ奏法アドリヴで頂点へ達し、コード奏法によりカァームダウンする、そして再びシングル・トーンへ戻るパターンが多い。

                   GIBSON guitar.
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     Heart inlayed `L5CES'58`       `WES`model.


本名 :ジョン・レスリー・モンゴメリー | John Leslie Montgomery.
C.クリスチャン後継者として期待され、1958年~68年活躍したハードバップのギタリストで、親指ピッキング・オクターヴ奏法パイオニア、インディアナポリス州出身米国人。彼を知る人誰も「 温厚で誠実な人 」と評価する、またヘビースモーカーだが、飲酒しない事から「 牧師 」ニックネームを持つ。
しかし、全盛時の'68年6月15日心臓発作にて他界、死因は過労やドラッグ等諸説在る、享年45歳。



注1/ 日本初!民放FM局、学校法人東海大学の試験電波放送だったFM東海は、行政との許認可における諸トラブル解決後、1970年4月26日収益法人へ事業転換し、株式会社FM東京(JOAU-FM:80.0MHz)となった。

注2/ 押弦する左指は勿論だが、右親指ダウンストローク時「 指腹 」負担小さくはない、幾度となく血豆潰したであろう、また映像内混在する逆ストロークは、「 爪 」への痛い思い私も覚えが在る。
現在、爪使用のプロ演奏家達は、硬化剤で塗膜保護必須(透明マニキュア等)。

※ 楽器掲載写真はカタログより引用させて頂いた。

18:06 : デッサン・ド・ムジィークトラックバック(0)  コメント(0)

潮騒河岸楽校へ青葉そよぐ / ポタリング

River side walkway | Pottering 20100505

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寒気から暫らく低温継続していた為、漸く衣替えしハーフパンツ着用するゴールデン・ウィーク最終日、風が奇麗な好天に誘われ、一級河川を湘南海岸河口堰辺りから(始発ポイント)山側方面へ、河岸近隣寄り道も兼ねつつ、大腿筋の負荷抑制したリラックス・ポタリングで土手堤遡上した。

以前走ってから既に2年程経過している、河川敷や周辺環境変化にも期待や興味が膨らみ、走行距離や時間とは無縁の観察ツアーである。そして、始発ポイントは沿岸から多少入り距離感在るものの、一級河川の太平洋(相模湾)出口イメージとして違和感なく、河口雰囲気や雄大さ充分味わえる。(写真Top)

また、河岸マリーナ設営されている為、プレジャーボート・ジェットスキー・ヨット・ウィンドサーフィン等、マリンスポーツやキャンピングが大変盛んな地域でも在り、近年「 特殊小型船舶操縦士 」と免許制度が改定されてから、湾岸用プレジャーボート利用し易くなった事も、影響しているのかも知れない。
因みに改定以前名称は、4級と5級の船舶操縦士に分けられており、私事で恐縮だが総重量 5t 以下の小型船舶免許、「 4級海技免状 」所持していた。


さて、遡上スタートは教会尖塔を望む場所からだ。
タイムリーに結婚式でも催されていたのだろうか、突然屋根上方へカラフルな風船が多数舞上がる、慌ててバイク停めウェスト・ポーチのデジカメ取り出すが、残念ながら間に合わなく幸先良い絶好ショット逃してしまった。(写真1)

太平洋河口ショットする為、降りた河川敷から多少気落ちしつつ土手堤へ戻り、気分取り直して輪転させ始める。

河川敷の4面在るサッカーピッチでは、丁度子供達の試合真最中、そのまた向こう側にも野球場が2面存在し、同様にリトルリーグのゲーム中である、また隣接周辺にはカート場や総合体育館、公園等も配備しており家族連れで溢れている、そう云えば当日は『 子供の日 』だった。(写真2・3&最下段)


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         riverwalkway0010.jpg 6 After
         riverwalkway0011.jpg 7 Before


何気なく河川敷見下ろせば、以前存在しなかったテラコッタ色舗道が、新規敷設されているではないか、早速河川敷へ再び下降し、ペイヴメント辿る調査へと進路変更、そして道程は『 水辺の楽校 』へ続いていた。(写真4)

河岸へ存在する『 楽校 』には、「 ヤゴ生息トンボ池 」や「 水生生物泥沼 」、季節の「 花畑と果樹園 」、それらへ水利供給している「 風車井戸と水路 」等、遊学装置が蛇行路面へ付帯し、人的作為少なからず感じるものの、都会っ子達へは普段味わえない、自然体感可能な水辺環境が整備されていた。(写真5)

そして再度土手堤へ戻ると、既に往来密度薄く安全注意しつつシフトアップし速度上げた、やがて終点ポイント付近吊り橋が遠景として見えて来る、しかしながら以前とは雰囲気微妙に相違する印象覚えたのだ。

近づきつつあるポイントが、徐々に鮮明度増すと理解出来た。中途停留せざるを得なかった前回から約2年の歳月経過は、土木工事が進行し土手堤も延長盛土されており、未だ舗装路面ではないとは云え、吊り橋手元まで行き着ける道程、貫通していたのである。(写真6・7)


   riverwalkway0012c.jpg rw_0012a.jpg riverwalkway0012b.jpg
         Cart      Trip meter 21.64km     Arena


19:31 : ポタリング:自転車トラックバック(0)  コメント(2)

モールズ・モノローグ / 12

Mall`s monologue | モールの独り言

Commune with Water area親水環境
近年少子化とは云え、人口高密度化と共にヒート・アイランド現象等、ビル市街地特有の問題進行しつつ在る現代都市環境にあって、複合型の大規模商業施設へ課されるテーマは、単にリーズナブルな物的所有欲満たすと云うだけではなく、高付加価値(癒し・憩い・安全・娯楽)な精神的充足感得られる多機能性も、要求される様になって来ている旨、ご承知であろう。

その中でも水景施設存在については、精神的に憩えるだけではなく良好な環境演出機能持ち合わせる為、有無により施設印象度大きく相違する程、コンセプト設定上のキー・アイテムとなる。
また、施設状況はそれぞれの立地特性活かす計画が設えられているようだが、概略すれば以下二種類へ大別出来るのではないだろうか?


A.立地条件限定される天然資源を有効活用した、リバー・フロントやベイ・サイド等へ位置する『 親水型商業施設 』と呼称され、アーバンドックららぽーと豊洲や横浜ベイ・クォーター、晴海トリトン・スクエアや台場デックス東京ビーチ、越谷イオン・レイクタウン(Mori&Kaze)など、代表的な施設が関東エリアにも存在しており、親水環境は集客への装置役割充分果たしているようだ。

また、公共施設として横浜港大さん橋国際客船ターミナル付随する、商業エリアも絶景臨めるロケーションへ面しており、晴天時の日中潮風薫る港湾デッキウォークだけではなく、レストランから眺望するベイエリア情緒醸し出す夜景など、海浜施設固有の親水メリット活かした景観、体感出来る。


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              1/ アーバンドック・ららぽーと豊洲
              2/    〃      〃
              3/ 横浜港大桟橋国際客船ターミナル
              4/ 横浜ベイ・クォーター



B.今ひとつは立地環境は左右されないものの、水循環(トリートメント・プラント)を保全しつつ、施設内へ人口的水辺環境配備する『 都心型&郊外型商業施設 』である、東京ミッドタウンや表参道ヒルズ、ららぽーと横浜やラゾーナ川崎プラザ等々の諸複合施設がそうだ。

殊更、夏季都心における水辺環境配備は、冒頭ヒートアイランド現象対策としても有効機能しており、真に都会オアシスイメージ醸し出し、視覚的清涼感と共にせせらぎ音等で、ビジネスマンやOL達五感へ涼気与え親しまれている。

また、2006年開設直後視察した安藤忠雄氏設計の表参道ヒルズ、その際多勢押しかけた来場客が浅瀬へ踏み込む為、折角施設周回へ設えた「 せせらぎ 」と、三角敷地頂点へ存在する源泉「 噴霧するガラス・オブジェ」は、残念ながら応急処置の工事用柵で醜く囲まれてしまい、撮影して来れなかった。

因みに、写真B3「 せせらぎ内 」には来場客へ認識させる為だろう、木材が右際浸されているのがお判りになるだろうか?そして現在、願わくば醜悪な「 柵囲いや垂木 」存在しない旨、祈念している・・・・!?


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                1/ 六本木:東京ミッドタウン
                2/  〃     〃
                3/ 神宮前:表参道ヒルズ
                4/ ラゾーナ川崎プラザ


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