語りかけるストリート・ファニチャー

Fanciful street furniture.

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所用兼ね、横浜の山下埠頭大桟橋付近で催された或る研修会へ参加した、理由は枯渇しつつある拙脳へ、(充電ではなく!)多いに刺激与える為だった。しかしながら、其れだけを目的にハマに参じた訳ではない為、冒頭へ`兼務`と附した。

さて、愚脳活性化については据えおき、本件は其の所用を採り上げたいと思う。
以前から気付いていた案件なんだが、ハマの元町・中華街駅を基点とする超深度高速鉄道『 注1/みなとみらい線 』乗車時観察したものの、常日頃持ち歩くデジカメをたまたま不所持だった為該当画像がなく、時日経過と共にタイミングも失いペンディングとなっていた課題を、再訪ショットと共にご報告させて頂こう。

暫く前の事だ、みなとみらい線日本大通り駅ベンチで横浜行き電車を待ち、程なく乗車し次の馬車道駅へ着いた際、何気なく駅のベンチ観遣れば、先刻座していたモノと形状が明らかに相違する事へ気付いた。
其の不可思議さが或る閃き!?と共にシナジィされ、時間的制約と相談しつつ各駅のベンチ意匠を探索する好奇心も芽生え、本来ならば別途乗車賃支払う必要在るのかも知れないが、対面ホームから終点まで戻る為に途中下車をしたのである。

業務上の義務的行為ではなく、旺盛なる童心にも助けられ各駅降車しつつ調査を敢行すると、結果は我輩の明察通り各駅のプラットホームへ据付けられた家具は、駅毎にデザインをポジティヴに変化させながら、全体で何かを訴求え掛けて来るような、『 秀逸で遊び心と想像力 』に富んだストリート・ファニチャが、其処には設えられていたのだ。

そして根拠のない推察とは云いながら、デザイン的キャスティングもスキルフルな人材登用された旨窺われ、クォリティ保ちつつ単なる休憩機能を人間工学的に考察し、高品位な遊戯心醸し出すデザイナー・チェアとして慎ましく佇んでおり、シンプルで印象的且つ大変興味深く、偏差値以上の高評価へ値する仕業のように思われる。

しかしながら何よりも云えるのは、公共交通機関のお歴々が、此の様な企画概念を採入れ実行した事に、画一性肯定する官僚的工業生産性へ一石を投ずる、未来志向の意義在る価値判断だったのではないだろうか?などと、不謹慎にも斯様な仮説思い描いたのは、僭越ながら恐縮すると共に、小生だけ垣間観た白昼夢だったのかも知れない?

また、東急東横線と相互乗り入れ故か?みなとみらい線ターミナルの横浜駅ストリート・ファニチャについては、残念ながら写真掲載するべきデザインでは無い(失礼!)ように感じた為、此のトピックへの参加はご遠慮?頂いた旨、注記しておきたい。


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                      0/ 横浜駅・・・・・。
                      1/ 新高島駅
                      2/ みなとみらい駅
                      3/ 馬車道駅
                      4/ 日本大通り駅
                      5/ 元町・中華街駅

                     

注1/ 『横浜国際港都建設計画都市高速鉄道第4号みなとみらい21線』が、都市計画法における正式名称、神奈川県横浜市の`横浜駅~元町・中華街駅`までを結ぶ、横浜高速鉄道㈱の鉄道路線。全長4.1kmだが、地盤弱い場所の為地下4~5階と云う超深度走行をし、旅客案内上名称が『 みなとみらい線 』。


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エクスプロージョン・チケット / 学園祭のクリームや飛行船

Explosion Tickets | Cream & Airship at college fest's.

私が美術学生時代、ビートルズは既に解散して存在せず、傾聴する音源もボサノバからジャズへ移行中で、其の情報収集にスイング・ジャーナル誌巻末リスト参照しながら、都内ジャズ喫茶巡りなど日夜励んでいた或る時、デザイン科同級のO君より或る大学で催される学園祭コンサートへ誘われた事が、注1/ニューロック水先案内となった。

彼が得意満面に「 ジャズもイイけど・・・・」と薀蓄広げるニューロック、当時未だ耳慣れない新ジャンルだった為、得体の知れぬ訝しさ伴うものの新鮮な呼称へ好奇心くすぐられ、興味本位も手伝い受諾する。
時代は、全共闘の学生運動が或る意味安田講堂で決着し、残党は分派し暗渠如く地下潜行し始めた頃である、したがって各大学ロックアウトも国家権力により解かれ、居座っていた学生達も排除、徐々にであるが学園祭も復活しつつあったのだ。

その様な社会背景の新緑眩しい頃、井ノ頭線明大前の明治大学和泉キャンパス大学祭は開催され、其の一環として学友執行部肝煎りの『 ニューロック・コンサート 』が興行されるようで、私にとっては初体験の学園祭コンサート。

実の処、当時未だライブ体験は乏しく、高校時代に都内御徒町の音楽喫茶(ライブハウスの事)へ、勉強がてら?湘南より足運び、GSの「 モップスやボルテージ 」、フィリッピンバンド「 注2/デ・スゥナーズ 」などを、ライブ聴取していた程度の開発途上ギターキッズで、モップス出演が唯一受諾モチベーションだった様な?記憶が残っている。


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                     © Airships.net

さて当日、宵闇迫るトワイライトタイム、黄昏に染まるかの様な濃紺色の注3/ヘンリーTシャツにジーンズ、マッシュルーム・カットより更に長髪のヴォーカルと、楽器編成もシンプルなギター・ベース・ドラムの4人組登壇し短いセッティング直後、雷神舞い降りた如きギター大音響でグッタイムズ・バッタイムズ、続くホゥルッタロヴの切れ味鋭いギターリフに度肝抜かされる。其れまで聴いて来たジャズやポップスとは比較不能な、並外れた大音渦に身体全体包まれ、陶酔してしまう程の心地良ささえ覚えたのだ。

彼等は『 グループ・ゼロ 』と云い、ツェッペリンやヴァニラ・ファッジ等の分厚いサウンドを得意とする、日大と明大の学生仲間で結成されたアマチュア・バンドだが、飛行船モドキとは云え臨場感溢れるライブ感に、当方身体は無条件反応したようだ。
また、Zepp'Ⅰリリースから僅か4ヵ月後の耳コピ演奏に驚きもした、世にタブ譜など存在せず五線譜も出版される訳無いからである。

後に、此のコンサート観に来ていた音楽評論家の田川 律(たがわただす)氏より薦められプロへ転向、渋谷公園通り山手教会地下所在した`ジァン・ジァン`へ、週一出演の年間契約結び活躍したが2年後解散、リード・ギタリストは紺矢憲秀氏。そして本家の堕ちる飛行船(レッド・ツェッペリン)体感は、`71年9月初来日公演まで待つ事になる。

次にステージはクリーム!?・・・・・の雰囲気醸し出す『 ブルース・クリエイション 』(後年クリエイション)、ギタリストが当時弱冠18歳と云う竹田和夫氏だが、既に同年春ポリドールでプロデビュー・アルバムを録音している。
当日演奏は、後年の様にヴォーカル担当せずに殆んどインストと云っても良く、ブルースハープを咥えつつマディ・ウォーターズやジュニア・ウェルズ等、シカゴ系ブルース主体ライブではあったが、クリームのヒット曲サンシャイン・ヴ・ヨァロヴは奏き語る。

その後彼は華々しい経歴を重ね、クリーム成功の要因となった敏腕プロデューサー、且つマウンテンのベーシストでもあったフェリクス・パパラルディ氏に認められ、グローバルなメジャー・デビューするなど、皆目周知の活躍をしている為よくご存知であろう。

そしてトリ受け持つのは、ギタリスト星 勝氏在籍する4人組となっていた『 モップス 』、元来日本に於けるサイケ・サウンドの草分け的バンドなんだが、GSブームにも時勢便乗しており?其の折聴いたサウンドとは少なからずイメージ転化し、鈴木ヒロミツ氏の骨太でスケール感伴う艶とノビある声量フィーチャし、重厚且つ堅牢なニューロック風味にアレンジされた、ドン・レッミィダウンや朝日のあたる家は極めて秀逸で、印象的なシーンとして忘れ難く想い出深い。

ところで、表題から云えば手持ち保存チケット表示せねばならないのだが、直近の深大寺公園での野外ロックコンサート(NHK放映)がフリー(ワン・コイン?)で催された事で、其れを模したのか?コイン(枚数任意)が在れば入場可能の為、当時昼飯代拠出した覚えがある、よって下記コイン相当チケットは残念ながら所蔵しない旨、お断りしておく。

また、当方回顧録的なシーン述懐する事になるのだが、「 学園祭コンサート 」についてはいくつか印象的な体験をした想い出持つ為、トピック内容が煮詰められれば機会得て再投稿したいと思っている。


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注1/ '69年1月、新人としては破格な契約金でAtlantic Recordより鮮烈デビュー飾ったツェッペリン、当時カテゴリーは斬新さ意味した『 ニューロック 』呼称され、後発のパープルやユーライア・ヒープ、G.F.R 等の登場時期になると、へヴィーロック及びハードロックと総称変化していった、また'68年11月解散のクリームや'69年解散バニラ・ファッジは、どちらかと云えば前者はブルースロック、後者は終末期サイケデリック。

注2/ D'Swooners :1967年クラブでの演奏中に、加山雄三氏親族が(妹夫婦)偶然見に来ており、其の縁でスカウトされ来日したフィリピン人バンド­。
加山氏も経営参加していた、パシフィックパーク茅ヶ崎のホテル内`一閣`専属バンドだったが、折からのGSブームにも恵まれメジャーとなる。ドラムのエドモンド・フォルトゥノ氏は一時期エディ藩グループに所属。

注3/ Henley shirts :前ボタン付きのTシャツを云い、`60年代後半~70年代前半へ掛けてロックミュージシャン着衣から流行った、元来ボート競技選手達の体操着。


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冬日和、ひこばえ萌ゆる枯木立

Benefit of winter.






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                   枯木立の恵 / 20121118










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                   暖厄のひこばえ / 20121118







※ 再生茎(ひこばえ) :農業用語で、水稲収穫後切り株から再萌芽し大きく成長したモノを云う。古の農民が、再生茎に稲穂生るのを見て二期作が始まったと云う説もあり、今夏残暑長引き暖秋影響なのか?ヒコバエ生育も例年より盛んなのかも知れない。


12:43 : 写  真:  トラックバック(-)  コメント(0)