デッサン ・ ド ・ ムジィーク / オートグラフ 6

Dessin de musique | Autograph 6

ジャズ・ファンには恐縮ながら、極上の「 想い出 」を持っている!

それは、欧州高級ホテル内での偶発的な出来事だった。
或る時、相方がルーム・キー預託せず外出してしまい、入室出来ないまま広く長い廊下据置きして在る、クラシックなソファへ腰掛け手持ち無沙汰にしていた、するとエレベーターホールからソレと判る一人の紳士が、ストラップした一眼レフ胸に、此方へ歩いて来る姿確認出来た為、緊張伴った鼓動覚えたのである。

ドア付近までいらした時コチラから会釈すると、お気付きになられお互い挨拶を交わしたのだが、隣室だった事も在り紳士は私を見知っていたのであろう。

しかも状況察せられたのか、御自分の部屋へ「 アノ素敵な笑顔で 」お誘い下さったのである、大変光栄と存知ながら辞退すべきかどうか一瞬迷いが生じた、しかし直ぐ打消し冷静さ装いつつ、御親切へ甘えさせて頂く事にしたのだ。その隣室紳士とは日本ジャズ界至宝、ミュージシャン渡辺貞夫氏で在った。


ところで、下記「 トラベル・ツール 」御存知であろうか?
使用時は、1.を 2.の如く「 真水入った耐熱容器!」へ入れコンセント差し込めば、簡易に1人分給湯出来るシロモノなのである。写真は「 パイプ・ヒーター 」と呼称し、欧州対応器具(220v/500w)だが、他に「 ミニ・クッキング・ヒーター」等、各社商品名異なり販売されているようだ。

   P_heater2.jpg     p_heater1.jpg
           1                        2
話を元へ戻そう。
氏の部屋へ招かれ暫くすると、鯉沼利成氏(現・鯉沼ミュージック社長)とスタッフ女性もやって来て、私含めジャズ談義になった。その折、御二方が『 貞夫さん 』と呼称する為、私もその様に呼ばせて頂く許可を!氏から得た。

サダオさん!は日本を飛立つ折購入したと云う、「 注/寿ダルマ」と乾燥貝柱や梅干等の酒肴出し、イレギュラーな来訪者へ御気遣い下さり歓待して呉れたのである、私はウィスキーちびりながら過ぎ行く時を忘れ、夢中彷徨った。

そして夢うつつ午餐も、サダオさんの「 コレ美味いんだよ!」に束の間白昼夢から覚醒した、氏はそう云いつつ『 インスタント善哉 』と、上記『 ミニ・クッキング・ヒーター』出され、湯を沸かし始めたのである・・・・・。
クァルテット及び関係者含め、約一ヶ月間欧州演奏ツアー故、氏においては「 和物諸々」お持ちになっている様でもあり、スイス・モントルー後、南仏アンティーブ音楽祭へ向かう予定との事(当時)だった。

渡辺貞夫氏から御馳走になった「 寿ダルマと酒肴 」、そして「 御汁粉 」 と 「 ミニ・ヒーター」は生涯記憶へ留められ、その後食した如何なる善哉とも相対比較不可能な味覚であり、極上の「 想い出 」となっている。


さて下記スケッチは、貴重な「 和風携帯品 」御馳走になって仕舞った、御礼と感謝込め描いたものだが、在りし日の義弟・本田竹曠氏バックにセッションする勇姿を、スイス「 アルプス山羊 」の優しいイメージへダブらせ、オートグラフ(直筆署名)と共に富嶽・連作エスキースさせて頂いた。


      sadao_sheep_watanabe_sm.jpg
         Alto saxophone player | Mr,Sadao Watanabe.

氏を拝見していると、ヒトは精神年齢重要な事よく判る。
今年、御歳76歳お迎えになるにも拘らず、全く「 老い 」を感じさせず現役真只中である、現在でも海外音楽祭へは御足労されている様だが、健康面ご養生の上( 何時までも )御健勝を心より祈念申し上げている。


注/輸出用サントリー・オールドの事、Duty Free shop では「 寿 」銘柄ラベル、
  且つ「 容量増 」で販売され、国内購入不可製品だった。因みに、サントリー創
  業当初社名が「 寿屋 」である、国内オールドはコチラ参照。         

※ 暮々も申し上げておきます、ミュージシャンが動物のイメージだと云う訳ではな
  いので、ご理解下さる様お願い致します。


11:30 : デッサン・ド・ムジィークトラックバック(0)  コメント(2)
数々の貴重な旅先でのお話を お持ちですね!

渡辺貞夫さんだなんて!凄い♪

でも まだまだ凄い体験 ありそうですね♪
山羊になった貞夫さん 可愛いです♪

2009/05/31(日) 01:22:50 | whitypearl │ URL | [編集]

Whitypearlさん
サイドのお越し有難う御座います!

> 数々の貴重な旅先でのお話を お持ちですね!
大変恐縮に存じます。
> 渡辺貞夫さんだなんて!凄い♪
ホントに「凄い」です・・・・幸運な事件ですよね?
私自身も、現実だったなんて信じられないくらいです。
昼間隣室から微かに聞こえてきた、アルトサックス試吹音!貴重体験でした。

> でも まだまだ凄い体験 ありそうですね♪
凄い体験では在りませんが、もう少しだけオートグラフ続編在りますよ。
> 山羊になった貞夫さん 可愛いです♪
サダオさん!でしたので、動物化身迷いました・・・・?!
しかし、シャモニー氷河へ観光登山した時に立寄った「 アルプス動物園 」、ソコで「 狼 」と「 山羊 」観ていた経験も、モチベーションへなったのかも知れません。

2009/05/31(日) 19:06:32 | take10n │ URL | [編集]

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